早期発見、早期治療で完治を目指す

かつて不治の病と恐れられた「がん」。しかし、今では6割以上の患者さんが完治しています。一方で完治が難しい患者さんも、治療を続けながらがんと共存し、長い期間、元気で暮らすことも可能になりました。

がん対策は「予防」「検診」「最善の治療」を実践することに尽きます。早期に発見し治療できれば、高い確率で治る病気です。

 

がんとの共存

完治を目指せるようになったことには、がん医療の進歩が大きく貢献しています。がんとの共存を目指す場合にも、がんによる症状を和らげる方法や新しい抗がん剤が開発されました。抗がん剤による副作用を和らげるための取り組みも進んでいます。治療を担当する専門家は最善の医療を実践し、日頃の健康管理を担うかかりつけ医も的確な情報を提供しています。

 

がんと上手くつき合うには

進化するがん医療を取り入れながら、「あわてずに 学んで 相談 あきらめず」「スタッフ 家族 社会を味方に」を心がけましょう。 

あわてずに … がんと診断されたり、完治が難しいと告げられると「頭真っ白、目の前、真っ暗」      という状態になってしまいます。でも、しばらくすれば冷静さを取り戻せます。

学んで … まずは担当医の話を聞き、病状を把握しましょう。言葉が難しいような場合は、医療スタッフに確認しましょう。

相談 … 患者さんは様々な悩みや負担に苦しめられます。じっと耐えるのではなく、悩みや負担について相談すると気持ちが楽になります。がんの拠点病院には相談支援センターが整備されています。かかりつけ医は、専門外でも相談に乗ってくれるでしょう。

あきらめず … たとえ、完治が難しいといわれても、あきらめないようにしましょう。医学は日進月歩です。セカンドオピニオンなどを受け、悔いがないようにしてください。

スタッフ、家族、社会を味方に … つらいことがあっても、心を閉ざさず、周囲の人々を味方にして、困難を乗り越えていきましょう。医療スタッフはいつも患者さんにとって最善の方法を模索し、家族は口に出さなくても何かできることはないか真剣に考えています。社会では、行政や民間団体が様々な医療サービスを提供しています。

 

企画:日本医師会 ~健康プラザより~

 

 

  

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